交通事故後、首の痛みとともに頭痛が続く…

それは「むちうち症（外傷性頸部症候群）」が原因かもしれません。むちうち症と頭痛は深く関係しており、放置すると慢性化する恐れがあります。今回は、むちうち症で頭痛が起こる理由と改善のポイントを解説します。

むちうち症で頭痛が起こる主な原因

1. 筋肉の損傷による緊張型頭痛

事故の衝撃で首まわりの筋肉（後頭下筋群、僧帽筋など）が損傷・緊張し、血流が悪化して鈍い痛みや重だるさが発生します。

特徴：後頭部〜こめかみに広がる締めつけ感のある痛み。

2. 神経の圧迫による後頭神経痛

大後頭神経・小後頭神経が炎症や圧迫を受け、後頭部から頭頂部にかけて鋭い痛みやしびれを引き起こします。

3. 頸椎の関節障害による頸性頭痛

頸椎の椎間関節や椎間板が損傷し、関節の可動性低下や神経圧迫が起こります。片側だけの頭痛や、首を動かすと悪化する痛みが特徴です。

4. 自律神経の乱れによる片頭痛型症状

事故のストレスや神経損傷で自律神経が乱れ、血管拡張や収縮の異常が起こり、ズキズキした頭痛や吐き気を伴うことがあります。

頭痛が出るタイミングと特徴

• 事故直後より数時間〜数日後に遅れて出るケースが多い

• 気圧や天候の変化で悪化しやすい

• 首や肩の動きにより痛みが変動する

• 肩こり、めまい、吐き気、耳鳴りなどを伴うこともある

放置するとどうなる？

• 慢性頭痛化（数か月〜数年以上続く）

• 睡眠障害や集中力低下

• 自律神経症状の悪化（倦怠感、動悸など）

改善のための治療・セルフケア

• 整形外科での検査（骨折・重度損傷の確認）

• 整骨院での筋肉・関節調整（MPF療法、温熱療法、ストレッチ）

• 神経症状には鍼灸や低周波治療

• スマホ首・猫背の改善

• 深呼吸や軽い運動で自律神経を整える

まとめ

むちうち症の頭痛は、筋肉・関節・神経・自律神経といった複数の要因が重なって起こります。

「そのうち治るだろう」と放置せず、早期に検査と治療を始めることが回復のカギです。

らいおんハート整骨院ひまわり 🌻

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