むち打ちは、交通事故などで瞬間的に重度の力が頚部に加わったことがきっかけで発症します。

厳密に言うと怪我の程度によって

・頚部挫傷
・頸椎捻挫むちうち関連障害
・外傷性頚部症候群

など、多くの呼び方があります。

むちうちのおおまかな種類

むちうちと一言で言いましたが、事故の状況や衝撃の度合いなどで、大きく分けて次の４つの種類に分類されます。

・頸椎捻挫型
・頸部交感神経症候群（バレ・リーウー型）
・神経根型
・脊髄型

通常の寝違えでも頚部に痛みを感じることはありますが、寝違えとむちうちの大きな違いは受けた衝撃の大きさにあります。

むちうちの場合、こんな症状が出ます。

・極度の筋肉の損傷や緊張
・頚部だけでなく背中など広範囲にわたった緊張
・神経根障害
・頭痛やめまいといった後遺症

患者様のお身体の状態に応じて、むちうちの改善に必要な処置も異なります。

1.筋肉が原因の場合

・筋肉の傷である筋硬結を探す
・適切に筋肉に刺激を加える
・筋肉のこりや強ばりを改善する

2.筋肉の傷が落ち着いてきた場合

・関連する筋肉や筋膜を緩める
・骨盤や脊柱を正しい位置に戻し、本来のリラックスした自然な姿勢へと導く

当院が誇る、触るレントゲン「MPF療法」

医学的および生理学的根拠に基づいた徒手療法です。

筋肉を適切に圧迫、摩擦すると

・血のめぐりがよくなる
・筋肉の痛みの軽減
・しこりや硬さ、しびれの改善

など、様々な症状に効果が見込めます。

MPF療法はむちうちで直接的に損傷した頚部に限らず、こんなお悩みにも‥

・事故によって受けた頚部以外の捻挫や打撲などの痛み
・五十肩で肩が上がらない
・階段の上り下りで足腰が痛い

など、熟練した専門家の手によって患者様の身体の状態をみて、今の状態にぴったり合った施術を行います。まさにオンリーワン・オーダーメイドな治療なので、揉み返しも少なく筋肉の状態の改善が見込めます。

当院で治療を受けていただくには

当院での治療の対象になるかの鑑別診断が必要です。診断を受けた医師との連携を密に取り、患者様のお身体の状態をよく知った上で治療に入ります。

当院のむちうちへのアプローチ法

１、問診・視診

まずは患者様のお悩みについて、問診で詳しくお聞かせください。

さらに、来院時や院内誘導時に患者様の動きや身体の使い方などもよく拝見して、治療に役立てております。

２、的確な運動検査、細部にこだわる触診

問診と視診をもとに的確な徒手検査や細部までこだわる触診を行い、お悩みの原因を探ってまいります。

また、事故の状況や座席の位置・衝突の角度などもよく考慮し、実際に損傷された筋肉を特定いたします。

３、ご説明とご提案

まず、問診、視診、運動検査、姿勢分析、触診から得た患者様のお身体の状態を総合的に判断し、現在の状態を詳しくご説明いたします。そして、お身体の状態に合わせた最善な治療法をあわせてご提案いたします。

納得いただけるまで丁寧にご説明し、患者様ご自身がよくご理解・ご納得の上で施術に入っていただくことを心がけております。

４、触るレントゲンMPF療法で細部までケア

むちうちの場合は、局所の筋肉の硬さ、骨格の歪み、拮抗筋の不調和だけが原因とは限りません。姿勢や筋肉のバランス、筋力の度合いなど、様々な要因が重なりあって引き起こされているケースもあります。

触るレントゲンと呼ばれるMPF療法の特性を最大限に生かし、患者様の症状に合わせて施術を行います。筋肉にできた傷口に直接的に摩擦を加えることによって、痛みやこりの軽減、血のめぐりや組織修復を促し、早期の改善を図ります。

５、通院後のフォロー

治療がきちんと続けていけるように、患者様一人ひとりに合わせたオンリーワンの通院計画を一緒に立てさせていただきます。

また、安心して日常生活を送れるようにライフスタイルに合わせた生活指導など、アフターフォローもさせていただきます。

また、交通事故の治療にあたっては、医師や保険会社との連携も必要です。もし、少しでもご不明な点がございましたら、いつでもお気軽にご相談ください。

治療に携わる者として、患者様の痛みが少しでも減り、快適な日常生活を送れるように精一杯努めてまいります。