こんにちは、らいおんハート整骨院ひまわりの院長、早坂大です。当院では、患者さま一人ひとりの症状に合わせ、身体の痛みや不調を根本から改善するために、**MPF療法(Muscle・Pressure・Friction療法)**を中心に施術を行っています。今回のテーマは、多くの方が悩んでいる「すべり症」についてです。
「すべり症は元に戻せますか?」というご質問をよくいただきます。すべり症は、背骨の椎骨がずれることで神経を圧迫し、痛みやしびれを引き起こす疾患です。この記事では、すべり症がどういった症状か、治療方法としてMPF療法がどのように効果的か、そして症状を改善するための具体的なアプローチについて詳しくご説明いたします。
MPF療法とは?
**MPF療法(Muscle・Pressure・Friction療法)**は、筋肉や筋膜に適切な圧力(Pressure)と摩擦(Friction)を加えることで、血液循環を促進し、筋肉の硬さやコリをほぐして痛みを和らげる徒手療法です。この療法は、特に筋肉や筋膜の深層に働きかけ、症状の根本から改善を目指します。
すべり症の症状の多くは、椎骨がずれることで周囲の筋肉が緊張し、神経を圧迫することから生じます。MPF療法を通じて、腰や背中の筋肉の緊張を解消し、神経への圧迫を軽減することで、痛みの根本的な改善を図ります。
1. MPF療法の特長
① 筋肉や筋膜の深層にアプローチして症状の根本改善を目指す
MPF療法は、筋肉や筋膜の深層に適切な圧力を加えることで、血行を促進し、筋肉の緊張を解消します。すべり症では、椎骨のずれによって周囲の筋肉や靭帯に負担がかかり、それが神経を圧迫し痛みやしびれを引き起こす原因となります。MPF療法は、この筋肉の緊張を和らげ、神経への圧迫を取り除くことで痛みを緩和し、すべり症の根本的な改善を目指します。
② 即効性と持続的な効果
MPF療法は、施術直後から筋肉がほぐれ、痛みが軽減される即効性を持ちます。また、血行が促進されることで、症状の根本原因を改善し、長期的な効果が期待できます。すべり症のような慢性的な症状に対しても、持続的な改善効果を提供するのがMPF療法の特長です。
③ オーダーメイドの治療プラン
患者さま一人ひとりの症状に合わせたオーダーメイドの治療を提供します。すべり症は個々の患者さまによって症状や痛みの強さが異なるため、それに合わせた最適な治療法を提案します。痛みが強い場合は、優しく筋肉をほぐしながら段階的に回復をサポートし、状態が良くなったら根本改善に向けてさらなるアプローチを行います。
④ 痛みを伴わない優しい施術
MPF療法は、強い圧力をかけるのではなく、患者さまにリラックスしていただけるような優しい圧力で施術を行います。痛みや不快感を伴わず、リラックスした状態で治療を受けられるため、すべり症の患者さまにも安心していただけます。
2. MPF療法が効果的な症状
MPF療法は、筋肉や筋膜にかかる負担が原因で発生する痛みや不調に対して効果的です。特に、筋肉の緊張や神経の圧迫による痛みに対して即効性があり、根本的な改善を目指せる治療法です。以下は、MPF療法が特に効果を発揮する症状です。
① すべり症
すべり症は、椎骨がずれることによって神経が圧迫され、痛みやしびれを引き起こす疾患です。MPF療法は、腰や背中の筋肉をほぐし、神経への圧迫を軽減することで、痛みやしびれを改善します。また、椎骨周辺の筋肉を柔軟にすることで、再発のリスクも減らすことができます。
② 腰痛や坐骨神経痛
長時間のデスクワークや悪い姿勢、加齢による影響で腰痛や坐骨神経痛が発生します。MPF療法は、筋肉の緊張を解消し、血行を促進することで、腰痛や神経痛を和らげ、腰や背中の動きをスムーズにします。
③ 背中や首の痛み
背中や首の筋肉が緊張し、神経を圧迫することで、痛みやこりが生じることがあります。MPF療法は、筋肉の硬直をほぐし、神経の圧迫を解消することで、首や背中の痛みを緩和します。
3. すべり症とは?
① すべり症の概要
すべり症(脊椎すべり症)は、背骨の椎骨が正常な位置から前後にずれることによって、神経が圧迫され、腰痛や下肢のしびれを引き起こす疾患です。すべり症は、主に加齢による椎間板や関節の劣化が原因で発生しますが、過去の外傷や遺伝的要因も影響を与えることがあります。
② すべり症の主な症状
すべり症の主な症状は、以下の通りです。
- 腰や背中の痛み:椎骨がずれることで、腰や背中に痛みを感じることがあります。
- 下肢のしびれや痛み:神経が圧迫されることで、足や下肢にしびれや痛みが広がることがあります。
- 腰の動きが制限される:腰を動かす際に痛みを感じたり、動きが制限されることがあります。
- 長時間立ったり歩くのが困難になる:すべり症が進行すると、長時間の立ち仕事や歩行が難しくなることがあります。
4. すべり症は元に戻せますか?
① すべり症は完全には元に戻すことが難しい
すべり症は、椎骨がずれた状態であり、完全に元に戻すことは難しいとされています。特に、加齢によって椎間板や関節が劣化している場合、手術を行わない限り、椎骨を正しい位置に戻すことはできません。
しかし、すべり症があっても、適切な治療とケアを行うことで痛みやしびれを改善し、日常生活に支障をきたさないようにすることは十分に可能です。MPF療法を用いた施術で、筋肉の緊張を緩和し、神経の圧迫を軽減することで、症状を効果的にコントロールすることができます。
② 筋肉を緩めることで痛みを緩和し、再発防止が可能
すべり症の症状の多くは、椎骨のずれによって周囲の筋肉が緊張し、神経が圧迫されることによって引き起こされます。MPF療法を通じて、腰や背中の筋肉を柔軟に保ち、神経の圧迫を軽減することで、症状を効果的に緩和できます。また、筋肉のバランスを整えることで、症状の再発を防ぐ効果も期待できます。
③ 痛みやしびれの改善は可能
すべり症自体を元に戻すことは難しいものの、MPF療法での治療によって、痛みやしびれを大幅に改善することが可能です。腰や背中の筋肉がほぐれ、神経への圧迫が軽減されることで、日常生活やスポーツ活動も快適に行えるようになります。
5. MPF療法でのすべり症治療の効果
MPF療法は、すべり症による痛みや不快感を効果的に改善し、腰や背中の柔軟性を回復させる治療法です。以下に、すべり症に対するMPF療法の具体的な効果をご紹介します。
① 筋肉をほぐして神経の圧迫を軽減
MPF療法では、腰や背中の筋肉に対して適切な圧力と摩擦を加え、筋肉の緊張を緩和します。これにより、すべり症で神経が圧迫される原因となっている筋肉の硬直が解消され、痛みやしびれが軽減されます。
② 血行を促進して自然治癒力を高める
筋肉や靭帯にアプローチすることで、血行が促進され、身体の自然治癒力が高まります。血行が改善されることで、炎症が軽減され、痛みが和らぎ、回復が早まる効果があります。
③ 再発防止のためのセルフケアや姿勢指導
すべり症は、再発する可能性があるため、日常生活において腰や背中に負担をかけない姿勢や動作が重要です。MPF療法では、治療に加えて、患者さまにセルフケアや正しい姿勢の指導を行い、再発防止に努めます。
MPF療法とすべり症治療のまとめ
すべり症は、背骨の椎骨がずれることによって神経が圧迫され、痛みやしびれが生じる疾患ですが、適切な治療を受けることで症状を大幅に改善し、日常生活を快適に送ることが可能です。すべり症そのものを元に戻すことは難しいものの、MPF療法を通じて、筋肉の緊張を和らげ、痛みを軽減することができます。
らいおんハート整骨院ひまわりでは、患者さま一人ひとりに合わせた最適な治療プランを提供し、すべり症の痛みや不調を根本から改善します。腰痛やすべり症に悩んでいる方は、ぜひ一度ご相談ください。私たちが、あなたの健康と快適な生活を全力でサポートいたします。